リーディングタイム
「ソロモンの偽証、3巻から6巻まで送って!」
地方で寮生活を送る息子からのメールです。
本好きの子に育てようと、小さい頃から、一緒に図書館で絵本を借りに通ったのが、功を奏し、高校生となった今も度々本のリクエストが届きます。
息子の通っていた中学校では、授業が始まる前にリーディングタイムというのがあり、毎朝、好きな本を読む時間がありました。
最初は、中学生向けの本を読んでいましたが、物足りなくなったようで、私が薦めた宮部みゆきを読むようになり、そのうち自分で東野圭吾の本を買ってくるようになりました。
中学卒業までに本棚は40冊ほどの東野圭吾やその頃、話題になった本で埋まりました。
帰省の際、一緒に書店に行き、ここぞとばかりにたくさんの本を選んでいく息子の姿を見ることは、おいしいものをいっぱい食べさせようと好物を料理することと似ている気がします。
関西本部が発足して早1年2ヶ月が過ぎ、私自身も電車通勤往復一時間弱のリーディングタイムを確保できるようになりました。
息子とお互いに気に入った本を交換して、感想をメールしあう楽しみもできました。
今日もまた、新しい本との出会いを求めて、書店へと向かう母です。