ご利用者の声

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最近、頭に浮かんだこと。

この協会に入社して4年が過ぎましたが、以前は会社員ではなく陶芸関係(製造)の仕事をしていました。 私の地元の陶器関係では商社が全国に出張して販売するのですが、お客さんに値段交渉された時、その場で窯元に電話で卸価格を交渉の話をするとき、買い手にわからないように独特の符牒で話します。 まず1~9までが分・厘・貫・斤・両・間・丈・尺・寸で0がマルとなり、単位はその物の価値で決まります。 例えば240円・2,400円・24,000円すべてが厘斤となり、取り皿ならば240円、刺身皿(向付)等なら2,400円、大皿等なら24,000円となります。しかし取り皿でも非常に手間がかかるものとか、有名な作家が作成したものになれば2,400円にもなるし、24,000円にもなるのでお互いが価値や相場をわかっていないと成り立たないのです。 人が感じる物の価値観は生活や趣味などで違い、下手すると離婚の理由にもなるときもあります。これが物ではなく人が相手となると価値観だけではなく相手に対する思いも入ってくると思います。 審査をしていると申込者が被告を保釈させたいと思う気持ち、保釈させて更生させたい気持ちが伝わってくる申込者と、頼まれて仕方なく申し込まれている方との温度差は電話で話をするとはっきりとわかります。 陶器の話をしたら久しぶりに轆轤を回したくなります。以前から会社でロクロの話をした時に、やったことないけど多分できるよと言ってきた方と一緒に行って、鼻を3本くらいへし折ってきたいと思います。
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