逃亡罪について
2019年、日本では保釈に関係する大きな事件がいくつかありました。
神奈川県で実刑確定した被告人が勾留のために訪れた警察官に包丁を振り回すなどして逃亡した事件、大阪府での検察庁に訪れた後に制止しようとした事務官を車で跳ねて逃亡した事件、そして大晦日に判明したカルロス・ゴーン氏の国外逃亡事件などです。
これらの事件を受け、森法務大臣は刑法改正などを含めた対策強化を法制審議会に諮問。保釈中のGPSの装着や、逃亡罪の適用範囲を拡大することなどが検討される見通しです。
法改正から施行されるまでは数年掛かるかとは思います。
しかし、逃亡罪が成立すれば、日本保釈支援協会でも、これまでは逃亡のリスクが高い為に支援しづらかった事件が支援しやすくなると思います。
職員一同、早期の法案成立を願っております。