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東日本大震災より1ヶ月をむかえて

本日4月11日で、多くの被害を出した東日本大震災より1ヶ月が経ちます。
震度6強の余震なども発生し、未だに被害の全貌が見えません。

全国の裁判所でも、地震の影響で裁判に関しても延期などが発生しているようです。
裁判が長引けば、保釈されない限り勾留期間が長くなります。
そんな中、先日担当弁護人の先生からこのようなお話を伺いました。

裁判員裁判になるため、第1回公判が通常より先の日程に設定された裁判でした。
しかし、地震の影響でこの第1回公判が更に延期されてしまいました。
これを受けて、静岡地裁の裁判長より「(勾留が長くなるので)保釈をしませんか?保釈金が無いのであれば、日本保釈支援協会を利用してはいかがでしょう。」と言われたそうなのです。

最近では協会の利用について「弁護人の先生から紹介いただいた」「警察の人から教えていただいた」という方は珍しくなくなりましたが、裁判官からの紹介というのは初めてでした。

多くの方によって支えられている当協会の活動ですが、幅広く理解が進んでいることに改めて有り難く思います。
そして、この裁判官の言葉は、罪を認め、深く反省している被告人の更正に大きな影響を与えるものと想像します。
このような裁判所の枠組みにとらわれない裁判官がいらっしゃることも嬉しく感じました。

今後も日本保釈支援協会は良き理解者に支えられながら、活動を進めて行きたく思います。
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